聖剣伝説３は戦闘の難易度が高く、純粋にアクションとして楽しめるゲームだとも思っています。ラストダンジョンのマナの聖域は「シェイプシフター」によって見かけ上すべてのモンスターが出現し、「シャドウゼロ」の必殺技以外には余計なエフェクトが入らないという、やりこみにうってつけの場所です。こちら側も魔法やレベル２，３の必殺技を控えることで、完全なリアルタイムの戦闘を実現できます。聖域でより快適にプレイするための準備について書いてみます。

●パーティー編成

　メンバーを決める条件としてまず重要なのは毒を防ぐことです。通常攻撃によって毒を与えるモンスターは結構多いです。武器を弱くしている場合は戦闘が長引きやすく、毒を防げないとうっとうしくなります。ホークアイ・リース・アンジェラ・シャルロットは「毒蛇のピアス」、デュランは「ちかいの盾」を装備して防ぐことができます。ケヴィンは防げないので除外し、毒蛇のピアスを買うためにホークアイを加入させ、デュランはロードに限定します。次に回復（ヒールライト）役ですが、操作キャラ以外はどんどんダメージを受けるのでどうしても必要です。ロードはちょうど全体回復ができます。デュランを入れないならシャルロットを入れることになります。それからシャドウゼロ対策として、レベル３の必殺技が全体向けのクラスは避けるべきです。ホークアイのナイトブレードとリースのヴァナディースを除外します。またリースをスターランサーにすると、「リベンジボイス」に対してプロテクトアップを使えるので安全性が増します。

　後は各キャラ・クラスの攻撃力や攻撃動作とリーチなどのバランスを考えてメンバーを決めましょう。ホークアイは２回攻撃で、必殺技も２回当てられるので攻撃力を抑えたワンダラーが良さそうです。リースは通常攻撃のリーチが不安定ですが必殺技は素早く、空振りしてからＢを押し続けることで凶悪な連続攻撃ができます。スターランサーの攻撃力でいいと思います。デュラン・アンジェラ・シャルロットは動作が似ています。通常攻撃が安定している反面、必殺技は動作が長くて味方が交錯すると当たりにくいです。この３人はリースより攻撃力を高くするべきでしょう。ワンダラー・スターランサー・ロードのパーティーは自然にバランスが取れるのでおすすめです。アンジェラかシャルロットを入れる場合は、他のキャラの武器を弱くして攻撃力を調整します。

●装備品

　毒蛇のピアスはマナの剣を抜く前にオアシスの村ディーンで購入し、ちかいの盾は武器防具の種から入手します。防御力が最大（３００）なら防具は最強のものでなくてもいいです。大事なのはいろいろな強さの武器をそろえることです。パーティー内のバランスを取るだけでなく、全体的に攻撃力を上下させることで戦闘の難易度を変えられます。月明かりの村ミントス（マナの剣を抜く前と後の２回）・花畑の国ディオール・チキチータ（新獣を４体倒す前と後の２回）・古の都ペダン・武器防具の種 で各キャラ７種類ずつの武器を調達すれば十分でしょう。ミントスとチキチータの１回目や毒蛇のピアスは期間限定なので注意が必要です。ワンダラー・スターランサー・ロードの３人なら、同じ場所で入手した武器を装備するだけでバランスが取れます。

●強いモンスター

　●シャドウゼロ（天然）：ダメージを与えていくとリベンジボイス（全能力ダウン）を放つのでよけましょう。その後味方キャラと同じ能力のキャラに変身して必殺技を２回使ってきます。こちらの武器が強い時は要注意です。

　●ポロン：シェイプシフト勢ではおそらく最強。積極的に５０ダメージを与えてきます。ムチのような武器はリーチも長めで、相手の斜めに立ち続けないとかわすのは難しいです。

　●オーガボックス：かまれると６０ダメージ。ふらふら動きながら気まぐれに攻撃します。タイミングが読めないのである意味対処しにくいです。防御力が高いのもやっかいです。

　●カイザーミミック：８０ダメージの２回攻撃は脅威です。逆に防御力は驚くほど低いので、現れたら急いで倒してしまいましょう。倒せずに変身されるとHPがとても高くなります。

　●ウルフデビル：１発１５ダメージで基本は２回攻撃ですが、３，４発コンボさせる動きもあります。とにかく好戦的で手強いです。うまく後退しながら戦うしかありません。

　●プチティアマット：素早く１，２回３０ダメージを与えてきます。見た目よりリーチが長いのは多くのモンスターに言えることです。距離をとるより斜め位置をキープすることを優先しましょう。プチドラゾンビは２５ダメージです。

　●ダークロード：３０ダメージの２回攻撃。動きは遅くて比較的やりやすい相手です。一対一になっても斜めからの攻撃を心がければ、それほど苦戦はしないはずです。ソードマスターは２０ダメージです。