〜はじめに〜

 

 ここでは無限増殖の旅に出るための準備をします。ちょっと長いです。

-無限増殖とは-

 このサイトで言う「無限増殖」の定義は、「敵を踏む・倒す・蹴るなどし続けて、時間のある限り無限に連続で1UPすること」です。スターを使うものや1UPキノコ・コイン・グレーコインを取るものなどは「有限増殖」としていて、ここでは扱いません。有限増殖は「全73コース完全攻略」にまとめて書いているので、そちらを参照してください。また定義に当てはまっても、実際に増殖するには難しすぎたり、時間がかかりすぎるなどと判断したものは除外しました。特に永久マント飛行を要するものや、元々コース中にいない敵を踏んだり倒したりするもの(怪奇現象Part4「スイッチプクプク」で出したプクプクや、ブロック増やしで出したノコノコ・コウラを標的にするものなど)はすべて除いています。地形を変えるため、あるいは他の敵を倒す道具としてのコウラを出すためにブロックを増やすものについては、1回増やしてしまえば済むということで無限増殖に入れることにしました。


-分類-

 定義にある「敵を踏む・倒す・蹴るなど」にはいろいろなやり方があります。このページでは数多くある無限増殖の手段を、その方法によって大きく「踏み型」「ぶつけ型」「マントけり型」の3つのグループに分け、さらに前の2つを細かく分類することで、A〜Rの18種類の「無限増殖の型」を定めています。ページ下の表にこれを示します。

 

踏み型

 踏み型は地面に足をつけずに、敵を踏み続けるかコウラを蹴り続けるかして増殖するグループです。マリワに限らず従来からよくある、マリオらしい方法だと思います。この踏み型を「空中型」「豆の木型」「水場型」の3つに分けます。空中型はずっと滞空し続けるグループで、その中でも空中の敵のみを標的にするものをA「空中型」、地上〜空中の敵を標的にするものをB「地空型」、地上の敵のみを標的にするものをC「地上型」とします。地上型のうち、2匹のノコノコを交互に踏むものはD「ノコノコ型」と区別しています。また、無敵ガメなどの無限増殖に関係しない敵を足場にするものをE「補助型」、羽ヨッシーを使うものをF「羽ヨッシー型」とします。EとFはA〜Cのどれかに入れてもいいのですが、滞空の仕方が特別なので別の型にしました。豆の木型は豆の木につかまりながらするグループで、コウラ以外の敵を踏むG「一般型」、ブロックの間に閉じ込めたコウラを蹴るH「コウラ型」に分かれます。水場型は水に浮きながらするグループで、水中の敵のみを標的にするT「水中型」、水上〜水中の敵を標的にするJ「水上型」を設けています。踏み型は種類も数も豊富で、D型とH型以外のやり方は様々です。でも原理自体は単純なので、この下ではD,F,H型だけ説明します。その他は本文で理解してもらえると思います。

 

ぶつけ型

 1つのコウラなどを敵にぶつけ続けて増殖するのがぶつけ型です。わかりやすいのは「スケート型」で、コウラを壁と壁の間などですべらせ、そこに来る敵を倒すという方法です。スケート型はハダカガメ以外の敵を標的にするK「一般型」、ノコノコやパタパタから出したハダカガメを標的にするL「ハダカガメ型」、無敵ガメに敵を倒してもらうM「無敵ガメ型」の3つに分かれます。「マント型」はマントアタックでコウラなどを弾いて敵にぶつけていく方法です。コウラを動かし続けなくても、手に持つなどしない限り重なった得点や1UPの状態は保存されるので、無限増殖が可能です。マント型にはN「空中型」O「地空型」P「ノコノコ型」Q「パタパタ型」の4つがあります。空中型は空中の敵を、地空型は地上〜空中の敵を標的にするものです。ノコノコ型とパタパタ型はノコノコやパタパタの中身のハダカガメを標的にするものです。これらについても後で説明します。

 

マントけり型

 コウラを蹴ってマントで弾くという動作から名前を付けたのがR「マントけり型」です。かなり多くのコースで可能であり、全体的に高い効率を誇ります。まずスケート型やマント型のようにコウラで敵を倒していき、8000点まで得点を重ねます。それからコウラを蹴って1UPし、すぐに後ろからマントで弾くか、壁ではね返ってきたのを弾くかしてコウラを止めます。蹴る・止めるを繰り返せば無限増殖ができます。この後で具体的に説明します。


-詳細-

D「ノコノコ型」

 2匹の赤ノコノコまたは緑ノコノコが壁際にいる時、ハダカガメをすぐにコウラに戻らせることでノコノコを交互に踏み続けられます。一番楽なのは幅2マスのくぼみが2つある場合で、ノコノコを1匹ずつ閉じ込めるとハダカガメを意識せずに踏めます。くぼみではなく片側に壁がある狭いスペースなら、ハダカガメを壁の方に出していくと増殖できます(緑ノコノコは不可)。2マスより広いスペースの場合、ハダカガメがコウラに入る時にマリオが壁側にいて、ノコノコを壁側に向かせる必要があります。これを2匹同時にするのは難しいので、少なくとも片方のノコノコを狭いスペースに置けるものしか無限増殖に採用していません。また幅1マスのスペースではノコノコを踏んだ時にコウラが落ちやすく、やはりボツにしています。

 

F「羽ヨッシー型」

 ヨッシーで青コウラをくわえて飛びながら敵を踏んだりする方法です。ポイントは空中でコウラを補給することです。コウラを吐き出した後、段差の上か穴のそばにあるコウラやノコノコを降下しながらくわえます。青コウラが2個以上あれば別のコウラをくわえられますが、1個しかない場所では吐き出したコウラを再びくわえなければなりません。その1つの方法は幅3マス前後のくぼみにコウラを吐き落とし、くぼみの横に降下して壁越しにコウラをくわえるというものです。幅1マスのくぼみはコウラを入れにくいので使えないと判断しています。また画面をずらして青コウラを復活させる方法もあります。始めにコウラがあった所から少し離れた上空でコウラを吐き出し、元の場所に降下していけば同じコウラを再利用できます。

 

H「コウラ型」

 やり方はほぼ1つしかありません。準備として豆の木のブロックを右上と左上に増やし(「ブロック増やし」を参照)、豆の木を出してからブロックの間にコウラを置きます。そして豆の木につかまってぎりぎりまで下りてコウラを蹴り、ジャンプしてコウラを踏むことを繰り返します。蹴った後すぐにジャンプするか上に登らないと、コウラにぶつかるので注意してください。リズム良く踏む・蹴るを続ければとても速く増殖でき、ある意味最も合理的な方法と言えます。

 

P「ノコノコ型」Q「パタパタ型」

 ノコノコやパタパタの本体はコウラであり、中身のハダカガメを倒してもコウラさえ残しておけば、ノコノコなどは復活します。これを利用して、1匹のノコノコなどから何度もハダカガメを出して倒すのがL,P,Q型と半数のM型です。L,M型はコウラや無敵ガメがすべっている所にハダカガメを落とし、P,Q型はマントでコウラを弾いて倒します。また、始めからいるハダカガメがコウラに入ってノコノコになった場合、その中身を倒しても元のハダカガメは再び出現します。これによってノコノコがいないコース(バターブリッジコース2など)でP型ができることもあります。

 P,Q型の実際のやり方としては、まずノコノコやパタパタ(青ノコノコは不可)がいる所に別のコウラを持ってきて、ノコノコなどの前に置きます。それからノコノコなどを踏んで持ってきたコウラの近くにハダカガメを出し、抜け殻となったコウラを反対側に投げるなどして画面の外に出します(穴があればそこに落としましょう)。そして持ってきたコウラをマントで弾いてハダカガメに当てて倒し、ノコノコなどが来た方と逆に画面をずらして(コウラが消えないように注意)コウラの所に戻ります。ノコノコなどが復活しているので最初から繰り返します。あまり難しくはないですが、てきぱきやらないとまともな効率は期待できないでしょう。1つのコースでP型とQ型が両方できる場合は、やりやすい方だけを採用しています。

 

R「マントけり型」

 小ワザ・その他「連続コウラ蹴り」を使う方法です。まずは1つのコウラを蹴ったり弾いたりして、8000点以上まで得点を重ねましょう。別にスケート型やマント型の無限増殖ができる所でなくても、8000点までいきさえすればR型ができる可能性があります。このやり方はコースによって違うので本文を参照してください。次にコウラを蹴って1UPしてからマントで弾いて止める訳ですが、簡単なのは壁に向けてコウラを蹴り、少し後ろに下がって(左右に壁があれば下がる必要はないです)はね返ってきたのを弾く方法です。これを続けるだけでも割と効率良く増殖できます。さらに速いのはコウラを蹴った直後にマントアタックをして、後ろからコウラを弾く方法です。ある程度加速した状態でコウラを蹴ればいいのですが、ダッシュしてコウラに触れる寸前にYボタンを離し、蹴ってすぐにYを押すというやり方は失敗しやすいです。そこで重要になるのがPスイッチやカギなどを持ったままコウラを蹴り、直後にXボタンを押す方法です。これなら確実にでき、弾いてからすぐにUターンして落ちてくるコウラを逆から蹴り、直後にXで弾いてUターンして逆から蹴り…と繰り返せば、かなりの速さでマリオが増えます。本文ではこの方法を優先しています。持つ物もはね返す壁もないコースでは、難しすぎると判断して採用していません。逆に両方あるコースも多く、物を持つかはね返すか、どうやって8000点までいくかを考えるときりがないので、R型は1コースにつき最もやりやすいものを選んで1通りとします。

 


※記号の意味

・・・無限増殖の型

表,裏 ・・・表ワールド,裏ワールド のみで可能

マ,ヨ,ブ ・・・マントが必要(マント型とマントけり型では省略),ヨッシーが必要,ブロック増やしが必要

D1〜5,S1〜5 ・・・難易度,効率(数字が大きいほど 難しい,効率が良い)

 

 これでようやく準備完了です。現在51のコースで、合計287通りの無限増殖が見つかっています。中でもドーナツ平野・バニラドーム・スペシャルコースが3大エリア、ドーナツ平野コース4・バニラ台地コース1・スペシャルコース4が3大コースです。どんどんマリオを増やしましょう。

 

※↓カッコ内の数字はその型の無限増殖の数(何通り見つかっているか)です。

他の手段とコースか具体的な方法が異なれば、別の手段として数えます。

踏み型
(160)

空中型
(109)

空中型(16)

A

地空型(15)

B

地上型(21)

C

ノコノコ型(19)

D

補助型(24)

E

羽ヨッシー型(14)

F

豆の木型(29)

一般型(17)

G

コウラ型(12)

H

水場型(22)

水中型(10)

T

水上型(12)

J

ぶつけ型
(86)

スケート型
(37)

一般型(15)

K

ハダカガメ型(12)

L

無敵ガメ型(10)

M

マント型
(49)

空中型(11)

N

地空型(12)

O

ノコノコ型(14)

P

パタパタ型(12)

Q

マントけり型(41)

R

 


はじめに

ヨースター島

ドーナツ平野

バニラドーム

バニラ台地

2本橋・せんべい山

迷いの森

チョコレー島

沈没船・クッパの谷

スターロード

スペシャルコース

 

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