-掛軸裏の特徴と攻略-

 

SFCシレンwiki」とそこのリンクを見ていけば、掛軸裏の洞窟が既に十分すぎるほど研究されていることがわかるでしょう。それを踏まえつつ僕なりの掛軸裏への考え方を書きたいと思います。


-掛軸裏の良さ-

ストレスを感じにくい。

 まず敵を罠にかけられる以前に、自分が罠にかからずに済むだけでも相当ストレスが減ります。アイテムを入れられる壺がないのは不便ですが、逆にアイテムを整理する手間がかからないという長所もあります。フェイの最終問題や食神のほこらで保存の壺だらけになり、アイテムの出し入れに追われた経験があればわかると思います。またアイテムを識別する必要もほとんどなく、杖を2回ほど振るだけで事足ります。余計なことを気にせずにプレイできるのは良い点だと思います。

 

深く潜りにくい。

 アイテムの種類が少なくてまともな壺やブフーの杖も手に入らないので、安心して進めるような状況を作れません。36階からはレベル3のモンスターばかりが出現し、普通に戦うと瞬殺されます。でもまったく歯が立たない訳ではなく、アイテムを工夫して使いながら慎重に進めば先がかすかに見えてきます。はっきり言って高すぎるぐらいですが、実力や経験によってある程度対応できるというぎりぎりの難易度がすばらしいと思います。常に緊張感があり、一ターンの大事さが身にしみてきます。

 

スコアを稼ぎにくい。

 大部屋の巻物などを使えば泥棒は簡単にできますが、20個しかアイテムを持ち歩けないので大金を得るのは困難です。高価な盾などを集めようとすると、他のアイテムが圧迫されて危険になります。スコアを稼ぐには店が出る運に加えて、通常の攻略とは違った発想やテクニックが必要です。掛軸裏はそれを競う価値もあるダンジョンだと思います。特に肉なし縛りの場合はギタンをカンストさせるのは相当難しいでしょう。


-掛軸裏の攻略-

攻略スタイル

 何も制約がない場合、掛軸裏に深く潜るために有効な作戦としては「魔王と死神の方法」と「シューベル肉屋」、そしてベルトーベンによる飛びぴーたん狩りがあります。魔王と死神の方法は主に26階でガイコツまおうに変身して、ガイコツまおうと死神の肉を集める方法です。魔王の肉を食べればモンスターを肉にしながら進めます。使い捨ての盾を装備してモンスターに変身することで、高い防御力を維持しつつ特技を使って攻略することができます。死神の肉はモンスターハウスやデブートンなどへの対応に必要です。シューベル肉屋はシューベルが召喚するモンスターを魔王で肉にする方法です。パコレプキン・カラクロイド・火炎入道・いやしウサギなどの便利な肉を集められます。魔王の杖の身代わり効果を利用すればレベル2,3のモンスターの肉も入手できます。シューベルと魔王の肉を作ればこれを繰り返せるので、かなり安全に潜っていくことができます。ベルトーベンによる飛びぴーたん狩りは、地の恵みの巻物を集めて盾を鍛えるために行われます。罠や身代わりをうまく配置しておいて、ベルトーベンでの召喚をひたすら続けるという高度な方法です。僕は実践したことはありませんが、使い捨てでない強力な盾を作れれば断然有利になるでしょう。

 シューベル肉屋と飛びぴーたん狩りはとても強力で持続的な方法ですが、それなりの時間が必要でもあります。これに対して魔王と死神の方法は肉を使い果たせばおしまいで、安定感もそれほどありませんが、長い作業をしなくて済みます。99階を目指すなら魔王と死神の方法も十分現実的です。数百階程度ならシューベル肉屋、それ以上なら飛びぴーたん狩りが適していると想像しています。100階以降は自分で階数を数える必要があり、そんなことをして何になるんだと言う人もいれば、それにこそ価値があると言う人もいるでしょう。個人的には掛軸裏は深く潜ることだけが目標ではないと思っています。縛りを設けたりスコアを稼いだりするのも楽しみ方のうちではないでしょうか。

 

魔王と死神の方法

 新たな肉を作れるが決定力に欠ける魔王と、ピンチに強いが完全に使い捨ての死神。一長一短があるので、魔王と死神の方法は人によってスタイルが変わってきます。36階へ降りる時に魔王と死神の肉を何個ずつ持つか、他のアイテムをどうするかを自分なりに考えることは掛軸裏の1つの醍醐味で、魔王と死神の方法でどこまで潜れるのかは1つのテーマだと思います。

 肉に頼って深く潜るなら魔王の肉を多めに持つべきでしょう。僕はアイテムのスペースを取られ続けるのが嫌なので、最近は死神の肉を1個だけにして突入しています。魔王の肉8個と使い捨ての盾3個を軸にしていて、その他は 死神の肉・ワナ師の腕輪・強い武器・つるはし・木の矢・金縛りの杖2個・吹き飛ばしの杖・場所替えの杖 という内容です。使い捨ての盾は2つを通常時や落とし穴に落ちる時に装備し、1つを肉を食べる時に装備します。つるはしはモンスターの移動経路を変えたり、壁際の罠を利用可能にしたり、モンスターハウスから脱出したりできる重要なアイテムです。通常時はつるはしを、肉を食べる時は強い武器を装備するのが基本です。矢は敵索用ですが本数があるうちは、吹き飛ばしの杖と組み合わせたりして攻撃にも使います。金縛りの杖がない場合はガイコツまどうの杖などを持っておきます。できるだけつるはしと杖などを活用して進み、使い捨ての盾2つが弱くなるか杖がなくなった時に魔王の肉を使い、強力なモンスターの肉を拾えるだけ拾います。そして使い捨ての盾や杖を拾うまでは肉を食べて進むというのが僕の作戦です。魔王の肉をいかに節約できるかが勝負になります。

 あまり肉を使いたくないなら、魔王の肉は持たずに使い捨ての盾や杖を多く持って進み、非常時に死神の肉だけ食べるという作戦が考えられます。例えば 死神4個・使い捨て4個・腕輪・つるはし2個・矢・金縛り3個・場所替え2個・吹き飛ばし2個・弟切草 という感じです。この場合は強い武器は不要です。死神の肉を無駄に使うことにならないように、使い捨てや杖をできるだけ維持しましょう。つるはしと杖の使い方がより重要で、肉なし縛りにつながる作戦です。

 

トドと入道

 トド系の肉があれば、モンスターに投げ当てて丸太の罠などで分裂させて倒したり、自分が食べてモンスターから盗んだりしてアイテムを補給できます。魔王の肉を使うことでトドを再利用でき、変身中はトドから盗まれないこともあって有利になると思います。特に魔王の肉が減ってきて、多くの肉やアイテムを確保しなければならない時に助かるでしょう。深層に出現するハードレムラスとの相性も良好です。始めに用意するトドの肉は1,2個で十分だと思います。アイテム補給だけでなく緊急脱出やモンスターの弱体化にも使えるので、潜っていく中でトドの肉を複数持ち歩いてもいいです。魔王と死神とトドで安定する気がしますが、アイテムが充実すれば死神はいらないと考えて、魔王とトドだけを持つのも面白そうです。肉なしに近くしたい場合は、補給用のトドと非常用の死神の肉だけ持っていくのが有効です。

 火炎入道の肉を死神のかわりに使うのも1つの手だと思います。死神のような機動力はありませんが、デブートンとスカイドラゴンに対する防御力は抜群です。そしてモンスターに投げて地雷で増殖させることで、魔王の肉がある限り何回も入道の肉を使えます。ついでにドラゴンの肉によって入道育成(掛軸裏での金稼ぎを参照)もできます。始めに入道の肉を2個持っておき、その片方を使った後に地雷を探して入道を増やせばいいでしょう。地雷の位置が悪い時はつるはしで対応します。くれぐれも地雷に巻き込まれないように注意してください。魔王と入道にトドも加えれば心強く、肉とアイテムのどちらも活かして進んでいけると思います。ただ魔王で作った他の肉などを持つスペースが圧迫されるので、深く潜るためにトドと入道を両方持つのは得策でない気もします。

 トドや火炎入道の肉を調達するのがやや難しいのはマイナスポイントです。14階で魔王の肉を作れば20〜22階(20階がベスト)でみどりトドと火炎入道2を狙えます。トドだけなら17階が良いです。26階で魔王を作る場合は、その後トドや火炎入道を作るために魔王を1個は消費することになります。36〜45階でアイアントドと火炎入道3を狙うか、30〜35階でトドだけを作ります。トドは出現率が低くぬすっトドになると役に立たないので、いくらか増殖させてから杖を振りましょう。9〜11階の火炎入道を肉にすることもできますが、そこまで急ぐ必要はないです。


縛りプレイ

手動番付

縛り要素

掛軸裏の
特徴と攻略

掛軸裏での
レベル上げ

掛軸裏での
金稼ぎ

掛軸裏:
通常攻撃禁止

食神:
壺縛り

食神:
壺入れ肉なし

食神:
肉食主義

最終問題:
各種縛り